太鼓鈴(吉良の赤馬)
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太鼓鈴(吉良の赤馬)

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きらら(雲母:花崗岩に含まれる鉱物)を表面に散りばめた土鈴。
シンプルな素焼きの粘土の表面がキラキラ光って素朴な美しさを演出しています。
愛知県碧南市の郷土玩具。手作り民芸品。
持って揺らすと、カラカラとかわいい音が鳴ります。

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《 吉良の赤馬 太鼓鈴 》
寛永18年(1641年) 十七代吉良上野介義央公は江戸で生まれた。
義央公の祖、足利義氏は、承久の乱(承久3年)の戦功により、三河の国の守護職に任ぜられた。
当時、この地から“きらら“(雲母) を産するところから吉良氏と改姓。
以来、三河国との因縁が始まる。
その後一時的な衰退はあったが、慶長5年関ヶ原の合戦の功により14代義定公が吉良領(吉良町)3200石を賜り、岡山殿町(陣屋跡)に居館を構えた。
父義冬公没し後、家督を相続した義央公は吉良の地に在って矢作川等の水害から守るため、黄金堤(一夜堤)の築造や、富好新田の開拓、雑多川の改修等、領民のために幾多の業績を残し良き君主として慕われ知られている。
また、領内の見巡りに、いつもくり毛の駄馬にまたがり村人たちにも気軽に声をかけたと言う。
そんな義央公の徳をしのび、いつしかこの馬を「吉良の赤馬」と呼ぶようになったという。

直径: 約6cm
厚さ: 約2.5cm
重さ: 約60g

一つ一つ手作りのため、写真と多少異なる場合がございます。
焼き物のため落とすと割れてしまいます。

制作 : 松田民芸品 松田克己