¥2,200
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きらら鈴は、きらら(雲母:花崗岩に含まれる鉱物)を表面に散りばめた土鈴。
シンプルな素焼きの粘土の表面がキラキラ光って素朴な美しさを演出しています。
愛知県碧南市の郷土玩具。手作り民芸品。
2つセットのため「愛と幸せを迎える幸福のシンボル」とも言われており、
結婚する前のカップルが1つずつ持つことで、離れていても相手に想いを馳せることができます。
*昔は結婚した後は1つの大きな土鈴を新たに家に飾ったそうです。
当サイトでは大きな土鈴(大人の拳大)はお取り扱いしておりませんが、ご用意することは可能です。一度ご連絡ください。
現在も縁結び、夫婦円満などの意味があり、
持って揺らすとカラカラとかわいい音が鳴ります。
大きさ: 約4cm × 約4.5cm /個
高さ: 約5cm
重さ: 約75g
一つ一つ手作りのため、写真と多少異なる場合がございます。
高いところから落とすと割れてしまいます。
制作 : 松田民芸品 松田克己
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《 三河の国 土鈴のいわれ 》
愛知県西尾市吉良町の山々は雲母(きらら)の産地として有名でした。
特に八ツ面山の雲母は良質で「続日本紀」には三河より朝廷に雲母が献上されたと書かれている。
その昔、宮中の火事で八ツ面山の雲母を漉き込めた書類だけは、耐火性を発揮し焼け残ったとか。
雲母は頭痛の妙薬にもなると言われている。
他にも雲母は屏風や襖、扇など装飾に珍重され、京阪方面へ運ばれた。
しかし明治の中頃にはほとんど雲母は堀り尽くされ、また発掘人夫など犠牲者が出たため採掘は中止され、千数百年の歴史を閉じた。
その頃より、この地の陶工・加藤熊蔵の手により「きらら鈴」が作られ、村祭りなどでその霊を慰めるため、木の枝にぶら下げて御魂をお迎えしたと言う。
ちなみに吉良町の「吉良(きら)」は西尾市の八ツ面山の雲母(きらら)が語源と言われている。